2011年5月27日(金)〜6月2日(木)
 
作者自身の千支が一巡りしたこともあり「赤ちゃんに還って、忘れている母の胎内にいた十月十日の日々はどのような世界だったのか、という強い衝動に駆りたてられ、生まれる前の記憶や胎内記憶を思いだすために鍾乳洞をモチーフに撮影した」という作品展です。一滴の水が、気の遠くなるような歳月をかけて創る造形美は、石灰岩地帯に降った雨が、腐葉土を通って行くうちに酸性度を増しながら、岩の小さな割れ目や断層に沿ってしみ込み、静かに仕事を始めます。地中深く潜り込んだ時、そこには千変万化の神秘の世界が続き壮大なドラマとなって繰り広げられる「男。女。無限」の世界を表現しています。

出展予定点数 カラー約35点
 
1947年大阪生まれ。1968年東京総合写真専門学校 卒業。1967年写真家 故 秋田淳之助氏に師事。1970年フリーランスとなり現在に至る。個展1993年「富士山」、2002年「男。女。無限」、2008年「いとなみ」 開催。


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