2012年7月6日(金) 〜 7月12日(木)
 
アムステルダムの街はシックで歴史を感じる。造成した国土に、傾いた建物、道具や頑丈な家具が、しっくりと庶民や街中に息衝いている。小さなホテルの朝食に出るパンも、フェルメールやレンブラントの名画の中にも登場していて、永い歴史がある。中世から何世紀も続く人々の生活や暮らしが、家の中や路上に溢れている。街頭の市場や夕暮れには、飾り立てた窓辺から、薄暗い電灯の中の暖かい家族の様子がうかがえ、どれも自然で親しみやすい。街中でカメラを向ければ優しい笑顔や眼差しが返ってくる町。風を切って町を闊歩する若者たちにも歴史を感じ、急激に変わることのない将来が見える。

出展予定点数カラー 約35点
1933年神奈川県生まれ 1955年 東京写真短期大学 卒業。音楽之友社を経て中央工房設立 主幹。1959年(公益)日本写真家協会 入会。1961年コマーシャル写真等の仕事と平行して、学校法人多摩美術大学付属多摩芸術学園 写真家講師を勤める。その後 多摩美術大学2部講師を経て、1997年よりライフワーク的に西オーストラリア、ニュージーランドで、植物とその周辺の撮影取材に取り組んでいる。個展2000年「蘇生」(銀座キヤノンギャラリー)開催。写真集1980年から1990年までに「ハーブの辞典」(成美堂出版社)を6冊出版、2008年「オールドローズノート」「ラベンダーブック」(グラフ社)などを出版している。


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