2012年8月17日(金) 〜 8月23日(木)
 
自然風景を模様のように写してみる・・・このちょっとした創作の視点を効かせることで、普段何気なく通りすぎている身の回りの風景の中に、あたらしい世界が見えてくる。たとえばそれは、川の流れの中にある。また、砂浜のうえにある。落ち葉の散らばりの中にもあるし、雑草の茂みの中にだってある。被写体は特別なものではないし、撮影地もありふれた場所である。ただ、いつもの風景のなかに垣間見える、こころ惹かれる模様のようなものを、偶然ではなく、意識して撮ってみようと試みる。Moyolar=モヨラーの写真展に並ぶ作品はこうして抽出された、日常の中の風景であるが、それはときに非日常な風景でもある。第3回となる今年は『冬の涼を夏のあなたに』の気持ちを添えて、氷の世界など、冬景色からのセレクトを展示。
                   出展予定点数 カラー 約35点
(財)中央工学校生涯学習センターの通信講座「竹内敏信の新・風景写真塾」で学ぶ受講生のうち、榊原透雄先生のスクーリング講座に参加するメンバー約15名で構成されている。有志により構成される団体ではあるが、榊原講座受講生のほぼ全員が構成員といえる。毎年夏のこの時期「Moyolar モヨラー写真展」を開催すべく、普段何気なく普通の風景を撮りながらも、一人ひとりが静かに貪欲に一年を通して模様を追い求めている。とはいえ、センターバトルを繰り広げるわけではなく、互いの個性を尊重しながら仲良く楽しく風景写真を撮る集まりである。


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