アーバンフォトスケッチ
「佃・月島カメラ散歩」

 "アーバンフォトスケッチ"はアウトドアブランド"FoxFire"と"スポットフォトサロン"とで共同主催するフォトスクールです。
 講師は広告写真家の大関増博氏で「ふだん見過ごしている身近な風景をカメラで上手にスナップする」「撮影機材は必要最小限で散歩気分で気楽に歩く」「むずかしいテクニックを駆使するよりモノを見る目を大切にする」と言った一般の写真教室とは一味違った切り口を持っています。
 第1回のスクールは昨年10月に日比谷周辺で撮影実習を行い即現像し、その日の内にスライド上映で個人指導をする一日完結型のカリキュラムでした。そして今年3月には第2回として月島界隈をテーマに実習を行い、さらにスクール終了後1カ月の自主撮影期間を設け、今回ここにフォトセッションを公開する運びとなりました。
 私共は、これらの催しが「写真をもっと楽しく自由に表現してみたい」とお悩みの方に何かヒントになれば良いと考えております。ここにご来場の皆様も是非次回はご参加くださいますようお薦めいたします。

2001年5月  
スポットフォトサロン  

 「アーバンフォトスケッチ」
 絵を描く人が小さなスケッチブックを持って外に出て気軽に風景をスケッチする、そんな感じで街の中の景色・物事を見つけスナップショット的に写真を撮って楽しもうと言う考えです。カメラの前に広がる被写体は無限にあると思います、その中から自分の心が感動したり興味を持ったものを撮れば良いのです。
普段あまり気にも留めず見過ごしていた景色でも、ちょっと視点を変えたり好奇心を持って見直せば何か発見があるし、またフットワーク良く歩くことで色々な被写体に出会え、撮りたい物が見つかると思います。色々な写真をたくさん撮ってみることです、そんな中から面白い作品や良い作品が生まれ、そして自分なりの写真をモノに出来るようになっていくと思います。
 今回の写真展「佃・月島カメラ散歩」はまさにこのような主旨で皆さんが撮影した作品の中から選び展示しました。同じ所をみんなで一緒に歩き同じ風を肌で感じていても色々なタイプの写真が集まりました、楽しいことだし良いことだと思います。
心の感じ方、表現の仕方は自由なのだから。

2001年5月  
大関増博