TOKYO TODAY 変貌する街

写ってしまう時代に何を写すか?

大山謙一郎

 最近のカメラは、写したい被写体にレンズを向けズームレンズであれば、ズーミングして、写角を決めシャッターを押せば、絞りもシャッタースピードも、そしてピントまで、合わせてくれる。
そして写真は写ってしまう!
 そのカメラがデジタルであれば、その場で絵柄の確認ができ、自分のイメージに合わなければ、再度、撮影、何度でも写し直して作品を作ることができます。
そんな便利な時代に、中村教室では、50m/m のレンズで、ピントも、絞りも、シャッター、スピードもすべて自分で考え決めて、白黒で写すと云う、写真の原点を教えています。
当然なことですが、現像も、プリントも自分でやっています。
 ここに展示した作品群は、写真の原点を卆業した人?途中で挫折した人?etc・・・・・
写真が好きな人が集って創作している人たちの作品です。
当然のことながら、便利なデジタルを使っている人もいます、私はとっても便利なプロフェッショナル、マークのPで写しております?
 かなりなスピードで変化している東京を、何とか捉えたいものです、感性豊かな?生徒諸君と共に・・・・・