第11回吉沢正寿写真展
「富士を撮る」
御挨拶
吉沢正寿
昨年の9月の写真展は第10回の記念展として開催したが、第11回展は毎年の如く昨年の10月以降1年間の作品を展示する。 主に今年の6月以降9月までの作品である。
今年は梅雨が早くて長く、低気圧と台風が例年に比して大変多かった。
梅雨の長さと台風の多さは、我々富士撮影者にとって大変な恵みとなる。
何故なら、梅雨と台風の晴れ間の早朝は千載一遇のチャンスだからだ。
空気は綺麗に澄んでるし、赤富士と赤雲の変化がまたとないチャンス。
10日に1回でもそれにめぐり合えば、最高の至福となる。
台風の前後は笠雲と吊し雲が出ることも多い。
今年は異常な暑さが続いた。新聞によれば連続真夏日の新記録との事。
この暑さの中での撮影は、80歳を超えた体には大変こたえるが、より良いものを撮影したいという向上心は、若さをよみがえらせる。
老体にはよい健康法と思って、更なる向上を願いつつ頑張っている今日この頃。
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