大山謙一郎と仲間たち(2)
フランス散策

私の巴里

私のパリ行きは’71にヨーロッパ取材の途中で立ち寄ったのが始りである。
そしてその翌年から、居を移して五年間も生活をすることになった思い出の土地である。
この十年間は、写真好きと、パリ好きに同行して、限られた時間の中で、寝食を忘れて、ひたすらシュテングしているのです・・・
ここに展示された作品群は昨年の十一月二十日から二十七日まで、Nice→Parisで写されたものです。
見ての通り、人それぞれ、ほとんど同じようなカメラ、レンズを持って歩いているにもかかわらず、まったく違った被写体を捉え、違った切り取りをする・・・
そこが写真の面白さであり、難しいところであります。
銀塩からデジタル化へまさしく 映像維新の時本質を見失うことなく、時代を写し続けたいものです。