「季の流れ」 II 日野安喜写真展

「八ヶ岳中央登山口、夏沢渓流の四季を通じた撮影スポットを紹介」と題して、「往時の夏沢峠越え」の一部、主に「河原木場沢、治郎兵衛沢、夏沢」の渓流と小滝の水辺に映える新緑、稜線の霧氷や氷瀑などを紹介します。
まず、河原木場沢の一ノ滝、その上部の渓谷沿いに咲くクリンソウの群生地、中でも二ノ滝上流に位置する八ヶ岳一番の落差35メートルの大滝「流星ノ滝」は圧巻です。また、夏沢を沢筋に沿って夏沢扇滝、千里ノ滝、上槻木への分岐。ここはシラビソ原生林と苔生した倒木が美しい。右手の第二展望から箕冠山の霧氷もポイントの一つです。夏沢鉱泉付近の布引ノ滝、羽衣ノ滝、夏沢渓流、不動滝と進み、さらに奥の青苔の里一帯は水中の青苔や水草と小滝、やすらぎの滝が面白い。登山道より少し入った夏沢王滝、本滝や玉垂れは変化に富んだ最高のポイントです。
このように夏沢周辺は四季を通して、撮影に事欠きません。皆様も一度挑戦しては如何でしょうか…。

写真展会場に山荘のパンフレット等、準備してあります。

日本写真作家協会(JPA)会員 日野安喜