荒木秀明写真塾展
『美姫(びき)IV』

 女性ポートレート写真を撮る上でもっとも大切なのは「本人の魅力を引き出し、より可愛く、より綺麗に撮る」ということです。技術的なことはもちろん必要ですが、ポートレート写真では、声をかけたり、相手の身になって考える「心」の勉強が重要です。
 自分が好きにならなければ撮られる側も心を許してくれませんし、好きになることでより美しく撮ろうとする情熱が生まれます。女性をより自然に美しく表現する- それが写真展のテーマでもある「美姫」(びき)です。
 自分が撮りたいと思った風景の中に、被写体が溶け込むように配置と露出を考える事で、風景と人物の融合が出来ます。
 写真塾では、「決められたものを撮るのではなく、自分で考えた視線で撮る」ように指導しております。塾生自らが撮影場所を探し、アングルを決め、レフも仲間で当てる。
 撮影ポイントを見つけ光が読めるようになれば、写真の半分は完成です。そこに心が入って、作品になります。