富嶽 魅惑の彩り 橋場昭夫写真展

写真展に寄せて

此の度の「富嶽 魅惑の彩り写真展」開催にあたり、衷心よりお慶び申し上げます。
 長年、富士山一筋に、四季を通じ35oカメラのみで撮り続けて来た橋場流の信念が、今回の作品の中に凝縮され、実を結んだものと思われる。
 富士山を撮る人は特に技量よりも高慢に走る傾向がある、と云われている中で、橋場さんはいつも謙虚な振舞いで人と接し、真剣に富士山と対話する態度が素晴らしい。願わくば今後も中判や大判カメラに目を奪われることなく、35oカメラで究極の作品を生み出してもらいたい。

日本観光写真連盟理事長
スポット須山会会長
須山 実