荒木秀明写真塾展
『美姫(びき)X』
                ご挨拶

 「ポートレート写真をもっと実践的に勉強したい」アマチュアカメラマンの為に開講し、早いもので8年目に入り写真展「美姫」も5回目になります。女性を撮る上で「本人の魅力を引き出し、より可愛く、より綺麗に撮る」ということが大事な事です。 写真の技術の他に、声をかけたり、相手の身になって考えるといった「心」の勉強が必要になります。 強引に作った笑顔ではなく、女性を敬い、自然に溢れ出る美しさを表現する。

 これが写真展のテーマ、「美姫」(びき)です。

 決められたものを撮影するのではなく、自分で考えた視点で撮るよう指導しています。 塾生自らが撮影場所を探し、アングルを決め、レフ板の位置も、自分で考える。 自分が撮りたいと思った風景の中に、被写体が溶け込むように配置と露出を考えることで、風景と人物の融合が出来ます。 撮影ポイントを見つけ光が読めるようになると写真の半分は完成です。 ここに心が入り、作品となります。この機会に塾生の成果を是非ご覧いただきたいと思います。
                          写真家 荒木秀明