ぐらふぃか 望 第2回写真展
それぞれの四季

「ぐらふぃか 望」 は 財団法人 中央工学校生涯学習センター「竹内敏信の新・風景写真塾」の通学講座・榊原教室のメンバーの呼びかけで、旅好き、お酒も温泉も好き、何より写真を撮るのが大好きという人達が集まったグループです。

毎月1度の日帰り撮影会と、その作品を互いに鑑賞し講評しあう勉強会を1日設けて活動しています。最近は日帰りでは飽き足らず、2―3泊の撮影旅行がメインとなっています。撮影地は裏磐梯、奥会津、奥多摩、乗鞍、鎌倉、伊豆半島、大島、秩父など関東近郊です。遠くは東京から1000キロ洋上の小笠原にも遠征しました。今月も1週間ほど前に北海道から帰ってきたばかり。

メンバーのフットワークの良さはピカイチです。撮影ポイントに着くなり私の話はそっちのけで、てんでんばらばらに撮影が始まります。
講師としては楽で良いのですが・・・でもちょっぴり、ちゃんと撮れているのかなぁーと心配なときもあります。(最近は強い信頼関係があるから大丈夫)

今回の作品はそんな撮影会での成果を並べてみました。

風景写真はドキュメンタリーであると私は常々思っています。
このことは「ぐらふぃか 望」のメンバーの共通意識でもあります。

日本の景観の特色は四季の移り変わりの美しさにあることは万人が認めるところです。私たちはそれらの撮影を通して風景の美しさ、その質の奥深さを実感しています。知れば知るほど楽しい。この気持ちがあるから、いつも新鮮な気持ちでシャッターが切れるのだと思います。上手い写真よりも自分らしい写真をこれからも目指しております。

シャッターを押したときの作者の気持ちを想像しながら作品をご高覧いただけたら幸いです。

2008/02/27  
榊原透雄 Sakakibara Yukio
(社)日本写真家協会会員