祭りに心ときめかせ
梶山 利治写真展

この国はいったいどれだけの祭りがあるのでしょうか。
 ファインダー越しの被写体は魅力に溢れています。祭囃子に誘われ、心躍らせ沸騰する群集そして交錯する熱気。厳やかな行列みやびな衣装、衣擦れの音は歴史を一気に遡る。春には山から田の神を迎え豊作を祈り、秋には神とともに収穫を祝う。移り変わる季節、身近な生活の中に祭りがあります。

 写っている人の笑顔はシャッターを押す人の心の現れ。自ら笑顔を向けなければいいシャッターは切れません。これからもいい表情と出会いを求め、心ときめかせながら祭りを撮り続けたいと思います。

祭頭祭(茨城)など関東近県の祭りを始め、チャグチャグ馬コ(岩手)から祇園祭り(京都)など各地を撮り歩いた写真26点を展示いたします。拙い作品の中から1枚でも心に留まるものがありましたら大変幸せです。