遥かなるドルポ −ヒマラヤの里−
菅原玉枝写真展

 2007年夏、私はNPO法人EWSの隊員のひとりとして、ネパール中西部のドルポ郡上部ドルポ地方へ旅をする機会に恵まれました。上部ドルポ地方は、標高五千米を超える山やまが連なり、その谷間に人々の暮らしがあります。北側は中国チベット自治区と国境を接し、南側はカンジロバヒマールやタラップの山波が行手を拒むかのように立ちはだかっています。ここに上部ドルポ地方“ヒマラヤの里”への道があります。

 本展を通じまして、上部ドルポ地方の一端にふれて頂けましたら、有り難く存知ます。

 開催にあたりましては、写真家佐野猛男氏及び友人たちからご指導を賜わりました。ここに心より感謝を申し上げます。


平成23年2月吉日
菅原 玉枝